新病棟の内覧会 新居浜・住友別子病院 手術室など見学
住友別子病院(愛媛県新居浜市王子町)が病院敷地内に建設していた新病院棟が完成し24日、地域住民らを対象にした内覧会があった。新病院棟での診療開始は10月3日。
現在の病院棟は築40年以上が経過。耐震上の問題などから建て替えを決め、2014年9月に着工した。新病院棟は鉄骨7階建て、延べ床面積約2万4444平方メートルで、360床の約42%にあたる153床が個室。職員食堂や託児所がある第2病棟などと合わせると延べ床面積は約3万2169平方メートル。総事業費は約160億円。
新病院棟には、がん治療に有効な高精度がん検査機器PET―CTや、正常組織への影響を低減できる放射線治療装置リニアックを導入。リハビリスペースには中庭を設け、屋外訓練も可能にした。
内覧会では、住民らが普段は入ることのできない手術室などを見学。
入院患者は10月1日に新病院棟へ移る。現在の病院棟は解体し、駐車場を増やすなどして18年1月のグランドオープンを目指す。